TOKOTAN

写真短歌

【サザン短歌】真夏の果実3

波風に涙や鼓動を消されても 忘れられない真夏の果実

【サザン短歌】真夏の果実2

四六時中好きと言ってほしいから 愛はそのままで夢でも逢いたい

【サザン短歌】真夏の果実1

この愛に自信を失くしてしまう夜は 涙など見せずに微笑んでいて

【サザン短歌】ジャックナイフ

欲望の影が君を追いかける 恋の虜は真夏に激しく

【サザン短歌】希望の轍

車窓から見れば思い出駆け巡る 彷徨え陽炎 舞え蜃気楼

【サザン短歌】みんなのうた2

ためらいのボタンをする君を見て愛をとめずに待とうと思う

【サザン短歌】みんなのうた1

偽りのシャツ着た君が歩むほどいつもの街が青く震えた

【サザン短歌】海

移り気なあなたの愚かさつれなさを渚に落とす涙に詰めて

【サザン短歌】ミス・ブランニュー・デイ

背伸びなどしないで心の輝きはありのままが美しいから

【サザン短歌】 Bye Bye My Love(U are the one)1

存在が愛や世界を想わせるそんな君を離したくない

【サザン短歌】チャコの海岸物語1

砂浜を指でなぞる仕草が愛おしい涙でかすむ君抱きしめたい

【サザン短歌】夏をあきらめて2

ガラス越しに荒れる渚を見てる君 夏をあきらめさせてパシフィックホテル

【サザン短歌】夏をあきらめて1

君と遊ぶ時のビーチはいつも雨 手をつないで駆け込むホテル

【サザン短歌】栞のテーマ2

指で髪分けるしぐさの君愛し 泣いてちゃ触れる余裕も無い

【サザン短歌】栞のテーマ1

君が泣く理由を知らない素振りでも澄んだ瞳にすべてが見える

【サザン短歌】勝手にシンドバッド2

ゆきずりの恋はいつも儚くて本気で愛した女に耽る

【サザン短歌】勝手にシンドバッド1

視線を絡ませた湘南俺だけの風景に欲しいルージュの彩り

【サザン短歌】いとしのエリー3

君の瞳に冷たい俺しか映らねば みぞれまじりの心になる

【サザン短歌】いとしのエリー2

無邪気にいつも笑っていた君だから泣き顔が俺の涙腺を突き刺した

【サザン短歌】いとしのエリー1

最後の女と決めたはずなのに寄り添う気持ちが足りずにいた日々

浅葱のシャツ

純白が藍と戯れ彩られ浅葱のシャツ着て君と落ち合う

tear rain

頬さえも 伝わず真っすぐ 涙落ち 平たくなって 文字をぼかした

昼下がり

秋風に吹かれてまどろむ昼下がり見る夢は風より冷たくて

ぎこちなさ

ありがちな会話しかできないで ぎこちなさだけ伝えあっている

心叫ぶ

臥す君の手をつかみ心は叫ぶ がんばって 生きて、生きて、生きて

供花

供花見て愛でるあの子に教えたい 故人の生命(せい)の美しさ強さ

哀しき迷い子

残された時間はわずかと思う時 闇にひとりの哀しき迷い子

無償の愛

孫たちに尽くすことだけが生きがいと思えるほどの無償の愛

祖父

内面は多分に変わっていただろうあなた一人いたか否かで

解けぬ憂い

生きている姿はこれが最後かも 解けぬ憂いがまとわりつく朝